原子燃料等の輸送Q&A

Q
A

原子燃料はリサイクルできます。

ウラン燃料を原子力発電に使用した後、再処理工場で使用済燃料から燃え残ったウランと新しくできたプルトニウムを取り出して再び原子力発電に使用する一連の流れを「原子燃料サイクル」といいます。

エネルギー資源に恵まれず、エネルギーを大量消費している日本にとって、将来にわたってエネルギーを安定供給するために、原子燃料サイクル事業を国内で確立することは、欠かせない課題となっています。

原子燃料サイクル図
Q
A

日本にはエネルギーのベストミックスが必要です。

日本の電力は、水力、火力、新エネルギー、原子力と多様化した発電方法により供給されています。

安定的な電力供給のためには、石油をめぐる国際的なエネルギー情勢や地球規模での環境問題への対応等も考慮し、各発電のメリットを組み合わせて、最良のバランスで発電することが必要です。

原子力発電は、燃料が再利用でき、CO2を発電の際に排出しないこと、少しの燃料で大量の発電ができ、約1年の間の連続運転が可能なことといったメリットを有効に活かし、ベース電源として利用されています。

需要の変化に対応した電源の組み合わせ(ベストミックス)
Q
A

各国のエネルギー事情により、その対応はさまざまです。

アメリカ、フランス、スウェーデン、ドイツなどが原子力発電の構成比が高い国です。

ヨーロッパでは送電などのパイプライン網が各国を繋ぎ、エネルギーの相互補完が可能です。

フランスのように80%近くを原子力でまかなう積極的な推進国や、電力の約30%を原子力でまかないながら段階的な原子力発電所の閉鎖を決定し代替電源へ課題が残るドイツなど原子力発電への判断はさまざまです。

Q
A

温暖化防止、資源の節約に大きな役割を担います。

環境保全に対しての危機感が高まるなか、温暖化の抑制が最重要課題となっています。

各国で発電構成比の高い石油や石炭などの化石燃料は発電時に温暖化をもたらすCO2を排出します。

原子燃料は発電過程でCO2を排出しないため、温暖化防止に重要な役割を果たします。また、今後、発展途上国を中心とした人口増加と経済発展に伴って、化石燃料の消費量が増加することが見込まれ、資源の枯渇も深刻な問題となってきます。

燃料をリサイクルでき、ウラン資源を有効活用できる原子力発電は、地球環境の保全にも大きな役割を担っていると言えるでしょう。

各種電源別のCO2排出量 世界のエネルギー資源確認埋蔵量