原燃輸送株式会社

使用済燃料

Spent Fuel

原子力発電に利用された使用済燃料は、再処理工場で化学的な処理を施して、燃え残りのウランや新しく生まれたプルトニウムを取り出し、再利用します。

原燃輸送(株)は、全国の原子力発電所から日本原燃(株)の再処理工場へ使用済燃料を輸送しています。

写真:輸送のイメージ

輸送の流れ

陸上輸送

原子力発電所

使用済燃料は、発電所の貯蔵プールで一定期間冷却された後、キャスクと呼ばれる専用の輸送容器に収納され、輸送物として仕立てられます。

搬出前には、輸送物表面の放射能量や放射線量が法令の基準を満たしていることを事業者と国が確認します。

写真:プール内の燃料
当社が担当する輸送業務
海上輸送
舟積み港

船積み港

輸送物は、港まで陸上輸送され、運搬船に積み込まれます。

海上輸送前には、運搬船への固縛方法や運搬船周りの放射線量が法令の基準を満たしていることを、事業者と国が確認します。

写真:使用済燃料輸送容器(キャスク)
使用済燃料輸送容器(キャスク)
海上輸送

海上輸送

海上輸送は、使用済燃料運搬船で行います。

写真:使用済燃料運搬船
使用済燃料運搬船
陸上輸送
陸揚げ港

陸揚げ港

クレーンで運搬船から専用の輸送車両に積み替えます。

陸上輸送前には、車両周りの放射線量が法令の基準を満たしていることを事業者と国または国の指定機関が確認します。

写真:クレーンでの陸揚げ
陸上輸送

陸上輸送

再処理工場までの陸上輸送は、隊列を組んで行います。

写真:陸上輸送
中間貯蔵施設

中間貯蔵施設

使用済燃料を再処理するまでの間、一時的に貯蔵する施設です。

写真:中間貯蔵施設
中間貯蔵施設
図版提供:リサイクル燃料貯蔵(株)
再処理工場

再処理工場

使用済燃料は、再処理工場の貯蔵プールの中で輸送容器から取り出され、放射能を弱めるため冷却・貯蔵され、再処理までの間保管されます。

写真:再処理工場
再処理工場