原燃輸送株式会社

2022年度

訪れる花粉

今年の六ヶ所は例年よりも雪が少なく、肌寒い日は時折ありますが、気がつけば春が訪れておりました。

すっかりと岸壁の雪は解け、少しずつ暖かくなってきたことで続々と釣り人たちが来ております。

釣り人が来る一方、春ととも六ヶ所へは筆者の天敵である花粉もやってきます。

毎年この季節の花粉ですが、3月中旬から4月中旬、長い時期だと5月頃まで飛散しており、花粉症の人は苦しめられることになるでしょう。

50tクレーンに上り、手摺を握ってみると、手袋が黄色くなり、視認できるほど花粉がついております。

気温も徐々に暖かくなり、外出もこれから増えてくるかと思いますが、皆様も季節の変わり目の体調不良と花粉には十分気を付けてお過ごしください。

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ゲートモニターリプレイス

低レベル放射性廃棄物輸送時に輸送物を積載した輸送車両周辺の線量当量率測定を行う

ゲートモニターは、後継機の製作が完了し、2月の輸送時に動作確認を行いました。

当日は吹雪の中でしたが、厳しい寒さにも耐え無事に動作確認を終えることができました。

3月よりゲートモニター後継機の本格運用がスタートします。

1992年から供用してきた現行ゲートモニター、ありがとう!

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積雪のない六ヶ所(1月)

2022年の年末と年明けの1月4日頃までは吹雪・積雪もあり、例年通りの冬かなと思っていました。

ところが、その後気温があまり下がらない日が続き積雪がどんどん減り、1月11日からのLLW空輸送時には岸壁(荷役区域)が写真のような状況でした。 まるで3月下旬のようで、もうすぐ春かなという感じです。

六ヶ所に50年以上住んでいる私でも1月に雪のない六ケ所村は殆ど記憶にありません。 このまま雪が降らなければ朝から自宅の除雪が不要で非常に楽な冬になりそうですが、甘い考えで多分このままでは終わらないはずです。1月後半から2月にかけて帳尻を合わすように降るのではと感じています。できれば、恐怖のホワイトアウトだけは避けたいです。(六ケ所は昔から1月15日(旧成人式)の頃から決まって地吹雪になり、2月中旬頃まで続くのが例年でした)

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むつ小川原港 鷹架岸壁の釣り人

むつ小川原港は四季に様々な魚が釣れるそうです。鯵、鯖、鰈、鰯、平目、鰊、鮍、鮭、イナダ、アイナメ、ソイ、ドンコ等々。事務所前の岸壁には真冬の極寒時期でも釣り人がいます。12月の情報ですと鰊が釣れているようで、鰊は夕方から夜にかけて釣れるので、釣る場所を確保するため朝から来ている人もいます。朝から同じ場所に車が止まっているので、事務所の執務室から確認できます。(六ヶ所村では刺身で食べる尾駮鰊が有名です)  

気候の良い春、夏、秋は特に釣り人が多く家族連れもよく見かけます。12月のこの日、日中に私が確認した釣り人の車は21台、夜までには更に増えると思います。日中の外気温はマイナス0.7℃、かなり寒いのに釣り人の根性には頭が下がる思いです。NFTの輸送中は空いているスペースで釣りをしていますが、本船出港と同時に我先にと場所取りが始まります。1年中釣り人気のMO港です。でも関係者以外は立入り禁止の場所ですが?

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『ろっかしょ産業まつり』に出店

11月6日、六ヶ所村の秋の恒例イベント「ろっかしょ産業まつり」が開催されました。

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新型コロナウイルスの感染拡大に伴い3年ぶりの開催でしたが、約5,000名の方が来場され ました。

ステージイベントには、六ヶ所高校吹奏楽部の演奏、SPECIAL GUEST juriさんのライブ、 ダンスパフォーマンスなどがあり、来場者の方も一体となり楽しんでいました。 その他の会場でも、六ヶ所流鏑馬大会、理科教室、お子さまおさかな広場、ピエロによる バルーンアートパフォーマンスなど盛りだくさんの内容でした。 当社も「さいころゲーム」のブースを出店して微力ながら協力させて頂きました。

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当日は大きなハプニングもなく、無事に終えることができ、安堵しております。盛り上がりに少しは貢献できたのではないでしょうか。 なお、今回の売上金は六ヶ所村社会福祉協議会へ全額寄付致しました。

(2022年11月30日更新)

2022年度NFT安全大会を開催

 20221020日、NFT安全大会を開催しました。コロナ禍が続く中、六ヶ所輸送事業所においても感染者が発生しておりましたが、ようやく沈静化し、このほど開催となりました。

 当日は、当社社員および協力会社の皆様にご参加いただき、当社講師として「安全、最後の砦は人間です」をテーマに特別講話を、また、協力企業より安全活動発表を実施していただきました。

 続いて、安全標語の優秀者表彰の後、安全宣言を行い閉会となりました。

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 特別講話では、ヒューマンファクターに起因する労働災害について、改めて認識を深めることができました。

 また、安全活動発表では、実際に自社で行った東京オリンピックでの警備業務についてもお話し頂きとても興味深いものでした。

 加えて、今回の安全宣言は、よどみなく完璧な読み上げでした。素晴らしい!!

(2022年11月7日更新)

運動の秋

2022年9月25日、六ヶ所村ではエネルギーパークマラソンが開催されました。この大会は、豊かな自然の風景や次世代のエネルギーパークを眺めながらコースを走れるのが特徴であり、今年も県内外より選手約300名が参加しました。当社も協賛しており、本店からの参加者も含め、ボランティア3名、ランナー16名が参加。秋空の下、優勝を目指し奮闘しました。

(2022年10月12日更新)

スタート時
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安全輸送のための教育

8月22日から25日にかけて六ヶ所輸送事業所では、輸送従事者である当社社員と各協力会社社員を対象とした輸送従事者教育を開催しました。

今年度もコロナ感染症対策として、会場を分散して座席間隔を拡げて実施し、4日間で計117名が受講しました。

教育内容としては、核燃料物質等の輸送業務に従事するために国が従事者に義務付けた項目だけでなく、当社が安全輸送に必要と判断した項目も教育しており、原子力関係の業務に従事している社会的責任の認識と専門知識を培っていただく場としています。

今後も更なる「安全・安心輸送」に向け、様々な教育・訓練を実施していきます。

(2022年8月29日更新)

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真剣に受講する従事者

霧のろっかしょ

6月から7月にかけて全国的に猛暑となっていますが、ここ六ヶ所村は"やませ"の影響によって20℃前後の涼しい日々が続いています。

やませとは6月から8月にかけて海から吹く東寄りの風で、この風が冷たい海の上を渡ってくることから、冷たく湿った風が気温の上昇を妨げ、村全体が濃い霧で覆われます。

また、やませは稲作などに大きな被害をもたらす一方、六ヶ所村では冷害に強い長芋・大根・人参・牛蒡などの栽培に力を入れたことで、これら農作物の大産地に発展させました。

霧の摩周湖ならぬ、幻想的な「霧のろっかしょ」へ足を運んでみては如何ですか。


(2022年7月27日更新)

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晴れた日の事務所前「むつ小川原港」 やませによって霧に覆われた「むつ小川原港」

安全と安心の基礎~その2~

青森県も615日に梅雨入りしました。
例年、六ヶ所村では梅雨入りしても涼しく過ごしやすい気候ですが、今年は、あまり梅雨を感じることなく、真夏並みに気温が上がってきました。
六ヶ所輸送事業所では引き続きクレーンレールの交換作業中です。
クレーンレール交換工事は中盤に差し掛かっているところですが、水分補給やこまめに休憩をとるなど、熱中症対策をしっかり行い、引き続き安全作業に努めます。

ご安全に!

(2022年7月6日更新)

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安全と安心の基礎

昨年9月に新たに設置した50tクレーンに引き続き、数々の輸送を支えてくれたクレーンレールの交換作業が開始されました。

クレーン走行レールは、クレーンの基礎を担う設備であり、ひいては輸送作業の安全と安心につながっています。

クレーン走行レール交換も輸送作業と同様、安全第一で取り組んでまいります!

(2022年6月13日更新)

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初春の尾駮沼(おぶちぬま)

六ケ所村には、尾駮沼、鷹架沼(たかほこぬま)など多くの自然豊かな沼があります。

これらの沼は、古くから六ケ所村の人々の生活に潤いを与えてきました。

沼には数多くの野生生物が生息しています。

今の季節は越冬のために遠く大陸から来た渡り鳥が旅立ちの日を待ち望んでいます。

白鳥の美しい姿、オジロワシの勇壮な姿を見ることができます。

また、これらの沼でとれる鰊(にしん)は尾駮にしんと呼ばれ刺身で食することができる珍味です。

いよいよ厳しい冬が終わり、待ち望んでいた春の到来です。


(2022年4月21日更新)

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