ABOUT US

4つの輸送で原子燃料サイクルを支えています。

原子燃料サイクルとは?

原子力発電に利用された燃料(使用済燃料)を再処理し、再び燃料として利用できるようリサイクルする流れのことです。
原燃輸送は4つの輸送を通して、原子燃料サイクルの一翼を担っています。

原子燃料サイクル

4つの輸送について

天然六フッ化ウラン(UF6 天然のウラン鉱石をフッ素化合させた天然六フッ化ウランに転換する工程は、現在、すべての海外の転換工場で行われています。天然六フッ化ウランは日本に運ばれると、原燃輸送によって日本原燃(株)ウラン濃縮工場まで陸上輸送されます。
低レベル放射性廃棄物(Low-Level Waste) 原子力発電所で使用した作業着や交換した機器、床を洗った水といった、ごくわずかな放射能を持つ廃棄物を低レベル放射性廃棄物といいます。それらは、焼却や圧縮などにより容積を減らし、セメントやアスファルトなどで固めてからドラム缶に密封して、専用の輸送容器に収納します。原燃輸送は、低レベル放射性廃棄物を日本原燃(株)低レベル放射性廃棄物埋設センターまで運んでいます。
使用済燃料(Spent Fuel) 原子力発電に利用された使用済燃料は、再処理工場で化学的な処理を施し、燃え残りのウランや新しく生まれたプルトニウムを取り出して再利用します。原燃輸送は、再処理工場へ専用運搬船によって海上輸送しています。荷揚げ港から再処理工場へは、専用車両に積み替えて陸上輸送を行います。
返還ガラス固化体の輸送(High-Level Waste) 使用済燃料を再処理すると、放射能濃度の高い廃液が発生します。
この高レベル放射性廃棄物である廃液をガラスに混ぜて、ステンレス製のキャニスターに固めたものをガラス固化体といいます。原燃輸送は、海外の再処理工場から輸送されてくる返還ガラス固化体を、日本原燃(株)の高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターまで陸上輸送しています。

「安全」で「確実」な輸送を行うために

輸送の基本は「安全」から
~原子燃料等の安全・確実な輸送を通して、原子力発電の安定した運転と原子燃料サイクルを支える~

輸送事業者として、この使命を果たすため、安全確保を第一としてたゆまず努力をしてきました。
今後もより安全で信頼性の高い輸送サービスの提供に挑戦し続け、豊かな未来の創造に貢献します。

輸送の「安全」を支える原燃輸送の役割

輸送マネジメント

協力会社と連携した安全で円滑な輸送の実現

輸送マネジメント 仕事内容について

設備エンジニアリング

輸送設備の設計・製造・保守を通じた安全の確保

設備エンジニアリング 仕事内容について

より安全な輸送を目指した様々な取り組み

1.設備で守る安全

設備で守る安全

原燃輸送では、専用運搬船や専用輸送容器を用いて原子燃料等の輸送を行っています。

2.行動で守る安全

行動で守る安全
行動で守る安全

万一の緊急事態に迅速かつ的確な対応が図られるよう、輸送のオペレーションセンター機能をもつ専用の緊急時対策室を設置するとともに、訓練を積み重ねています。

pagetop